タイ・チェンマイ、マンダリン・オリエンタル、ロビーフロアのヴィンテージタイルのモザイク。 あまりのきれいさに、優雅な空気の中、挙動不審にも関わらずひたすら写真に。 このホテルは、タイの文化=ひとつの村をまんま再現しようとしているすごいプロジェクトです。 一番下の写真、遠く見える田畑やそこで働く農家の方々、牛に至るまで、すべてがこのホテルに「所属」している。 そして各時代のタイの住宅建築の様式や、寺院建築などが研究され再現されています。 こう書くとまるでテーマパークのようですが、そのすべてが「自然に」そこにある佇まいと、 ほんとうに気持ちいいホスピタリティ。 ここがどこなのか、どうでもよくなる、そんな稀有な場所。またいつか行けるんだろうか。 #
by cagrismmm
| 2008-12-15 00:39
| today
ピアノはかっこいい。ピアニストもかっこいい。 怜悧な音色も、黒いシルエットも、特にクラシックピアノのコンサートでは、 広いステージにピアノひとつ、ピアニストひとり、というのがまたかっこいい。 ピアノは間違いなく楽器でありながら「機械」なんだけれど、 弾く人の「タッチ」でまったく違う音色を響かせる不思議なもの。 叩けば誰でも(犬でも!)鳴らせるのに、 そこから現れる色彩や歌が、どうしてあんなに違うんだろう?と思う。 NHKの「スーパーピアノレッスン」は、 先生も生徒もとんでもなく高いレベルのレッスンをドキュメントで見せる番組なんだけど、 まったく同じ条件に置かれたピアノを先生と生徒、それぞれが鳴らすときに まるで違う音が響くのを実感できる。まるで、実験のようにはっきりと。 (そしてピアノにまったく興味が無くても、いろいろ学ぶことの多い番組ですよ) 上の写真は、大好きな新潮クレストブックスの T.E.カーハート作「パリ左岸のピアノ工房」という自伝的な小説。 アメリカからパリに移り住んだ主人公=作者が、住んでいるカルチェでとあるピアノ工房に出会う話。 最近では、下写真のエスカイヤ2008年3月号のピアノ特集や、敬愛する作家・堀江敏幸氏の 特集による「考える人」に登場したりと密かに評判の様子。 たまらなく好きな空気感が収まっている本で、旅先なんかにも持っていって、 少なくとももう5~6回は読んでる。開けば即、そこには静かな時間。 そういう種類の本です。 あてずっぽうに買ってみたクラシックピアノのCDを聴きながら、というのがいい。 それもやはり旅先で、実証済みです。 #
by cagrismmm
| 2008-10-15 02:03
| book
UNIQLO PAPERは、ユニクロがNYに旗艦店をオープンした時にスタートした、対ワールドワイドなブランドブック。 B4サイズの上質紙で、フルカラー100ページの豪華なもの。英語表記(日本語訳は巻末に)。 完璧にアートディレクションされたユニクロ商品のカタログだけど、同時に 書ききれないほどのアーティストや写真家、ミュージシャン、アートディレクター、建築家・・・ 決して主流ではなく、世界のトレンドを引っ張るオルタナティブな活動をする人々のカタログにもなっている。 ↑写真の、ソニックユースのキム・ゴードン、ライアン・マッギンリーの写真、テリー・リチャードソン・・・・が序の口な、心憎すぎるキャスティングの連続。 こんなものが、そこらのユニクロで、タイミングが合えばタダで配られています。 少し前になりますが、バーニーズ・ニューヨークを買収しようとして意外に思った人が多かったようですが・・・ 先鋭的なブランディングでは、まったく引けをとってないと思います。 最近はこれ、出しているんだろうか。続けて欲しいです。 いずれ、伝説のコムデギャルソン・ブランドブック「six」のような扱いになるのでは、というと大げさでしょうか。 「six」については、また。 #
by cagrismmm
| 2008-10-02 00:01
| art
リーマンブラザースが破綻したまさにその日に、 ロンドンのサザビーズではダミアン・ハーストの作品のみでのオークションが開催された。 まだ生きている(というか45歳くらい?)アーティスト単独でのオークションというのもすごいけど、 結果、売り上げは211億円(最低予想落札額の合計の2倍!)となるともう・・・。 世界のお金って一体どうなっているんだろう。 写真はサザビーズから届いた、そのハーストオークションのカタログ。 ずっしりと3冊組みでキンキラです。 村上隆さんから届いたDMにはアートバブルは崩壊寸前だと書かれていたけど、 むしろ株やオイルからお金が向かっている可能性もありそう? #
by CAGRISMMM
| 2008-09-22 00:19
| art
松江泰治さんの写真は前から好きだったけど、 HASYMOのジャケット(写真右)での音へのハマり具合がすごくて、 このヴィジュアル(そしてtokyo town pages♪)が頭から離れない。 特に地下鉄で移動している時に、等しく光の当たった平坦でヴァーチャルな、 ちょっとだけ現実とズレちゃったような、こんな写真の街をイメージさせられる。 その暗い地下を静かに横切っているような気分になる。 左の本は、In-between シリーズのイギリス・スロバキア篇。 #
by cagrismmm
| 2008-09-19 02:28
| art
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